フリーアドレスのオフィスデザインは、固定席を設けず、社員が自由に席を選べる柔軟な働き方を実現するものです。アウトドア風デザインや自然素材を活かした工夫など、設計例を交えて紹介します。
固定席を設けないフリーアドレス制を採用し、アウトドア風の要素を取り入れた設計が特徴です。全体的に白を基調とし、間仕切りの高さを目線に合わせることで、限られた空間を広く感じさせる工夫がなされています。
黒をアクセントカラーとして用い、スタイリッシュかつ洗練された雰囲気を演出。カーペットにはアメリカのINTERFACE社製タイルを採用し、自然を感じさせるデザインが魅力です。
中央に設置されたベルギーのextremis社製「PANTAGRUEL picnic」ベンチは、アウトドアのピクニックテーブルをオフィスに取り入れるアイデアでリラックスできるスペースを提供しています。窓際には14階という立地を活かし、外の景色を楽しめるカウンター席を設けました。
経理業務に特化した固定デスクエリアでは、ウォールナットのシンプルな天板と世界的に有名なデザイナー、アントニオ・チッテリオが手掛けたvitra社の「ID Trim」チェアを採用し、デザイン性と機能性を兼ね備えた作業環境を提供。
応接室では、ウォールナット材のヘリンボーン貼りが施され、VIPとの打ち合わせにふさわしいシックで落ち着いた空間が完成しています。
ミライズワークスが手掛けたフリーアドレスのオフィスデザインです。執務スペースは、オレンジ色を強調色として取り入れ、活気を感じさせるデザインに仕上げました。フリーアドレスデスクの採用により、社員はその日の業務に応じて自由に座る場所を選べる柔軟な働き方が可能です。スペース自体は標準的ですが、動線を意識したレイアウトにこだわり、スムーズな移動ができる設計がされています。
エントランスには木目とガラスを組み合わせたデザインが採用されており、高級感と透明感が調和しています。ガラスパーティションを用いることで、空間に開放感を持たせつつ、シンプルな会社サインが企業の信頼感を強調。待合スペースにはラグジュアリーなソファが配置されており、来訪者に上質な印象を与える設計です。
会議スペースでは、濃いめの木目をアクセントに使い、ラグジュアリーな空間を演出。ガラスパーティションを用いて、圧迫感をなくし、開放的で洗練された印象を与えています。テーブルやチェアも高級感のある配色が施され、全体の統一感を高めています。
オフィスは事業内容やブランドイメージを社内外に発信する拠点として設計されました。デザインは、モルタルやアルミ調のテクスチャを取り入れた工業的な要素を持ちながらも、木目調の床材と照度設計により、クリーンで温かみのある空間を演出しています。来訪者に親しみやすい雰囲気を感じさせながらも、先進性をしっかりとアピールするデザインです。
執務エリアはフリーアドレスを採用しており、中央にベースワークゾーンを配置することで、社員が柔軟に働ける環境を提供しています。
エントランスには、会社のソリューションを象徴する無人搬送車が展示されており、訪れた人々に強いインパクトを与えます。来客対応や製品メンテナンスがしやすいように、オープンで一体感のあるレイアウトを採用。このオフィスは開所時にメディアにも取り上げられ、注目を集めるワークプレイスとなりました。
オフィスデザインを依頼する際は、事例を確認することも重要ですが、オフィスデザインを通して従業員にどのような変化をもたらしたいのかという点で考えるとよいでしょう。それにより選ぶべきデザイン会社も変わってきます。
当メディアでは目指したいオフィス別におすすめの会社を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ここではオフィスの環境をどのようにしたいかという観点からおすすめのオフィスデザイン会社を紹介しています。
未来を見据えた空間設計を得意とし、各エリアの仕切りにはガラスや開口部を採用したり、エリア間にはコミュニケーションスペースを設け、偶発的な社員同士の交流やアイデアの共有を自然に促進する工夫を取り入れています。
2022年には年間1,300件以上*のオフィス仲介実績があり、そこで培ったノウハウを活かし、業種や規模に応じた理想のオフィス実現に向けた提案が得意です。
企業のビジョンを反映しながらブランド価値を高めるオフィスデザインを提案。
例えばオフィス内にロゴやデジタルサイネージを配置し、社員や来訪者にもブランドのメッセージを効果的に発信できる空間を設計するなど、企業の理念やカルチャーを直感的に感じ取れる環境を提供しています。
リリカラは仕事の内容に合わせて働く場所を自由に選択する働き方(ABW)にマッチしたオフィスデザインを得意とする企業。例えば、リモート推進等によりオフィスが縮小した場合も、さまざまな形状のデスクを活用したり、規則的な配置にとらわれず工夫を加えたりすることで、物理的な障壁を排除し、作業効率を高めるオフィスを実現しています。
*参照元:オフィスナビ公式HP(https://www.office-navi.co.jp/service/consulting/)